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福島県白沢村海洋センター

福本 隆

ハーイ!と昼食で同席したグアムのルイ君に声をかけられた。目の前でグアムの少年とロシアのアレクサンドル君達の交している流暢な英語を聞いていると私の入るすき間もなかつた。まして、いい大人が楽しげに会話をする少年達に入れる余地は無いものと思っていた矢先だった。ほんの少しの沈黙の時に声をかけられたのたが、船酔いで不安気な顔をしていただろう私は、おかげで普段の自分にもとることができた。皆さんありがとう。

 

波賀町B&G海洋センター

山下 博

豪華客船「ふじ丸」から見た太平洋は、美しく素晴しいとしか言いようのない紺碧の色、そして、水平線が遥かかなたで周囲には何もなく、海を大きく広く感じたでしょう。又、厳粛にとり行われた洋上慰霊祭では、戦争のない平和を祈らずにはいられませんでした。船内外での種々の活動も本当に楽しかったですネ。この 『少年の船』の体験を生かして、海のように大きく広い気持ちをもって、平和な世の中を築くよう頑張りましょう。

 

新潟県B&G海洋センター

薄田 敏

526名の団員と共に航海している第20回少年の船ふじ丸、数々の想い出を乗せて晴海に。皆さんは、この体験航海学習が今後の人生に大きな意義を持つことになろう、太平洋の青く美しい海、水平線の彼方故郷、そこで築く理想郷、まさに21世紀は君達の時代だ。最大の努力を惜しまず、自らの手で力で素ばらしい社会を、世界を創造して下さい。海外体験航海の共同生活で一段と逞しく成長された皆さんに期待する。B&G財団に感謝して。

 

桜江海洋センター

田中 直文

わずか9日間の体験航海ではありましたが『B&G丸』のみなさんは、思いやり、いたわりあい、助け合いの精神で苦しさを共に乗りこえ、楽しいことを共有し、友情の輪を拡げながら、一日一日大きくなっていく姿を目のあたりにして、大変心強く思いました。異国の風土、歴史や文化に接し、その良さも認めながらも、改めて日本のすばらしいところも再認識したものと思います。この様に見、聞き、体を通して得た数々の思い出を自分の人生の糧として、下船の第一歩から、また家庭、学校などの実生活の中で活かして下さい。世話になったB&G財団、リーダー、班長、ふじ丸、そして家族の支援があったことを忘れずに。

 

北海道栗沢町B&G海洋センター

坂下 賢二

少年少女の不安な目を見ながら成田を発ち、グアム・サイパンに着いた。はじめての訪問で異国の皆さんと交流を深め、数々のイベントをクリアし、心のふれあいに感謝したい。会話も、私は今まで英語を理解し、勉強をしてきたことが非常に役立った。船の旅は陸と違って危険が多い。規則正しい生活が安全な旅につながる。こども達は指導員、リーダーの指導により、完璧なまでにやりとげた。終わりに、財団等関係者の皆さんにお礼と感謝を申し上げ、筆を置きます。バイ。

講話に耳を傾ける団員たち。今日のお話しを忘れずに、今後の人生に役立てて下さいね。

 

 

 

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